2016秋大人アニメ 特集：アニメ作品トップ20のファン別人気作品ランキング

2017/04/07 更新

はじめに

2016春 大人アニメ特集や2016夏 大人アニメ特集で寄せられた声の中に、「自分のお気に入り作品の順位が低いので違和感がある」というものがありました。様々な視聴者の視聴データを混ぜて集計しているため、好みが明確な方々の肌感覚とは離れがちです。

そこで今回の特集では、平均ライブ率＋再生率 ランキング トップ20作品を対象に、「各作品のファンが他に見ていたアニメ」の傾向を調べてみました。試行錯誤中のため、こなれているとは言いがたいですが、まずはご覧ください！

集計方法（ざっくり概要）

各作品の、最終話を含む後半４話中、３話以上見た人を、「そのアニメのファン」とします。「見た」とは、ライブ視聴でも再生視聴でも放送時間の50%以上を視聴したことです。

作品Ａのファンと、作品Ｂのファンの重複数をカウントし、ランキングにしました。集計対象台数は、トップ20作品のいずれかのファンである 関東 16,325台です。

各作品のファン別人気作品ランキング

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」ファンが良く見ていたアニメ

最初の作品、「鉄血のオルフェンズ」です。

右側の作品一覧が、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」ファンの視聴ランキングです。トップは「亜人」、僅差で「ジョジョの奇妙な冒険」。画像右下にある「他作品接触率」とは、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」ファン層中の「亜人」ファンの数を集計母数 16,325台で割ったものです。

左側の散布図は、「他に併視聴している大人アニメ」が、全体平均に比べてどのくらい特徴的かを表したものです。横軸が平均ライブ率＋再生率 ランキングの値、縦軸がファン視聴ランキングの値、中央の破線が集計母数 16,325台の平均です。破線から上にある作品が、他のファン層に比べ、より特徴的な作品となります。「鉄血のオルフェンズ」ファンは、「亜人」「ドリフターズ」「終末のイゼッタ」ファンとの重複が平均より目立って多く、「3月のライオン」「私がモテてどうすんだ」「クラシカロイド」ファンとの重複が目立って少ないことがわかります。

右側の視聴ランキングだけでは、どうしても全体的な人気がある作品の順位が上がるのですが、左側の散布図を合わせてみることで、その作品のファンにより好まれている作品がわかります。

 

「ジョジョの奇妙な冒険」ファンが良く見ていたアニメ

右側のファン視聴ランキングでは「亜人」「鉄血のオルフェンズ」が上位ですが、左側の散布図を見ると、「鉄血のオルフェンズ」は皆が見ているため全体平均との乖離は少なく、一方で「亜人」「ドリフターズ」「Occultic;Nine」のファンとの重複が目立って多いことがわかります。また、「３月のライオン」「私がモテてどうすんだ」「クラシカロイド」のファンとの重複は目立って少ないようです。

 

「3月のライオン」ファンが良く見ていたアニメ

NHKで放送された「3月のライオン」ですが、上位2作品とは打って変わり、左側の散布図では「船を編む」ファンとの重複が平均より目立って多く、「鉄血のオルフェンズ」「ジョジョの奇妙な冒険」「クラシカロイド」「タイガーマスクW」ファンとの重複が平均より目立って低いことがわかります。

 

「ハイキュー!!」ファンが良く見ていたアニメ

続いて「ハイキュー!!」ですが、「亜人」ファンとの重複が目立って多いです。少々意外な結果で、さらに深掘りして調べたいところです。今回はお預け。以下、恐縮ですが集計結果のみ掲載します。

 

「亜人」ファンが良く見ていたアニメ

 

「舟を編む」ファンが良く見ていたアニメ

 

「私がモテてどうすんだ」ファンが良く見ていたアニメ

 

「夏目友人帳 伍」ファンが良く見ていたアニメ

 

「ユーリ!!! on ICE」ファンが良く見ていたアニメ

 

「うどんの国の金色毛鞠」ファンが良く見ていたアニメ

 

「ドリフターズ」ファンが良く見ていたアニメ

 

「クラシカロイド」ファンが良く見ていたアニメ

 

「WWW.WORKING!!」ファンが良く見ていたアニメ

 

「終末のイゼッタ」ファンが良く見ていたアニメ

 

「ガーリッシュ ナンバー」ファンが良く見ていたアニメ

 

「DAYS」ファンが良く見ていたアニメ

 

「タイガーマスクW」ファンが良く見ていたアニメ

 

「双星の陰陽師」ファンが良く見ていたアニメ

 

「響け！ユーフォニアム２」ファンが良く見ていたアニメ

 

「Occultic;Nine」ファンが良く見ていたアニメ

 

おわりに

「各作品のファンが他に見ていたアニメ」は何か？というテーマは興味深く、継続して調べていきたいと考えています。今回は第一歩ですので、「こんな観点で集計してみてほしい」などのご要望がありましたら、Twitterなどでつぶやいていただければと思います。(坪井、片岡)

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