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ドラマ「地味スゴ」と「ヨシヒコ」での番組ファン層の違いは?

2016年12月6日

2016年春アニメ 視聴データ集計結果の一部で、番組ファン層の傾向を調べました (通称「おそ末さん分析」)。
その際、ドラマもやって欲しいとの声を頂きましたので、2016年秋ドラマで少し調査してみました。

本日は「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(地味スゴ)と、「勇者ヨシヒコと導かれし七人」(ヨシヒコ)のファン層の傾向をご紹介。
参考として、ロングラン番組「土曜ワイド劇場」ファン層の傾向も出してみました。

以下の図は、放送初回3回中2回以上見た人(テレビ)を作品の「ファン」とし、それぞれのファン層の番組ジャンル別視聴時間(リアルタイム視聴、再生視聴合計)を調査したものです。細かい集計方法は図中注意書き参照。

放送初回3回中2回以上見た人(テレビ)を作品の「ファン」とし、それぞれのファン層の番組ジャンル別視聴時間(リアルタイム視聴、再生視聴合計)を調査

地味スゴのファンに比べてヨシヒコのファンはテレビ視聴時間全体が少し短め、特にドラマの視聴時間が2週間で4時間少ない層で、普段はあまりドラマを見ない人たちが掴んでいるようです。

次に、それぞれのファン層がよく見ている番組のランキングを調べて見ました。

それぞれのファン層がよく見ている番組のランキング

赤文字の作品は、他のファン層がよく見る番組上位に含まれていない作品です。

地味スゴのファン層のドラマランキングの%を見ると、77%の人が「逃げるは恥だが役に立つ」を見ていて、49%の人が「砂の塔」を見ているなど、ドラマが好きなんだな、ということがわかります。一方でヨシヒコのファンは他に比べてドラマ好きというよりもバラエティ好き(%が総じて高い)のようです。

ところで、みなさんお気づきの通り、土曜ワイド劇場のファンの方々のテレビ視聴時間やドラマ視聴時間には圧倒されます。
ランキングをみると、「相棒」のファンや「ドクターX」のファンを多く含んでいるようです。

このように、集計対象を、テレビ全てをカウントするのではなく、一部の特徴を持つ層に絞って調べて見ると興味深いことがわかります。
皆さんが知りたいことを教えて頂ければ、ここで紹介できるかもしれません。

以上、Facebook から オウンドサイトに移行してからは初になります、視聴分析記事担当 坪井でした。

※なお、リアルタイム視聴(ライブ視聴)、再生視聴などの用語については、「用語の説明」をご覧ください。

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