テレビのことを調べたいのに、難解な専門用語で先に進めない。
そんな初心者の方のために、テレビに関する基本的な用語をわかりやすくご紹介。
あなたのテレビ選びのサブテキストとして、ぜひご活用ください。
アスペクト比 (あすぺくとひ)
- 映画やテレビなどの画面の、横と縦の数値比率のこと(横:縦)。テレビのアナログ放送は4:3。デジタルハイビジョン放送や映画のビスタサイズは16:9で横長のワイド画面。
インターレース方式 (いんたーれーすほうしき)
- 映像をテレビ画面に表示する走査方式のひとつ。飛び越し走査方式とも呼ぶ。画面を構成する走査を1本おきに2度に分けて表示することで、映像をなめらかに表示できる。「480i」などの表記の「i」がインターレースを表す。このほかに1回の走査で表示するプログレッシブ方式がある。
関連用語: プログレッシブ方式
ウーファー (うーふぁー)
- 2ウェイや3ウェイのスピーカーで低音域の再生を行うスピーカーユニット。通常スピーカーは音域別に複数のスピーカーユニットで構成されている。ウーファーのほかに高音域のツィーター、中音域のスコーカー、全音域のフルレンジなどがある。またサブウーファーとは、低音域をさらに増幅させるために別途取り付けられるスピーカーシステムのこと。
映像エンジン (えいぞうえんじん)
- テレビの基幹部ともいえる映像処理回路。伝送されてきたデジタル映像のデータを高度に処理し、高画質・高精細な映像を映し出す。3D映像の復元、ノイズや残像の低減、質感や色調の向上などの処理を施し、美しい映像描写を実現。またエンジンの処理速度はテレビの操作性にも大きく関与する。〈レグザ〉は、「CELLレグザエンジン」「レグザエンジンDuo」「レグザエンジン」などを搭載している。
液晶テレビ (えきしょうてれび)
- 液晶ディスプレイを備えた薄型のテレビ受像機。2枚のガラス板の間に液晶分子を入れ、そこに電圧をかけて、バックライトの光の透過量を調節して映像を表示する。外光や照明などの映りこみが少なく、明るくくっきりとした映像が表示できる。
解像度 (かいぞうど)
- ディスプレイの縦横の画素数で表される、画面の精細度を示す数値。数値が高いほど精細度は高い。テレビのフルHDは1920×1080、ワイドXGAは1366×768。
画素 (がそ)
- ディスプレイ上の画像を構成する最小単位のこと。ピクセルともいう。画素はひとつひとつが色情報をもっており、画素の集合によって映像表示が可能となる。画素数が多いほど映像は高精細となる。
輝度 (きど)
- ディスプレイにおける画面の明るさを表す数値。1平方メートルに照射される光量を基準とし、単位はカンデラ毎平方メートル(cd/㎡)。
クラウド (くらうど)
- クラウド・コンピューティングのこと。インターネット上にあるサーバーを利用できる環境を提供するサービス。最低限のパソコン環境とインターネット接続環境を備えていれば、ユーザーはインターネット上のソフトウェアのサービスを利用することができる。〈レグザ〉では、このクラウドを使ったテレビの新しい楽しみ方を提供する「レグザAppsコネクト」を展開している。
関連用語: Apps
グラスレス3D (ぐらすれすすりーでぃー)
- 専用メガネを必要とせず、裸眼で視聴できる3D映像。視点ごとに複数の映像を同時に映すインテグラルイメージング方式で立体映像を描き出す。「グラスレス3Dレグザ」は東芝が世界で初めて*商品化したグラスレス3Dテレビ。
* 2010年10月4日現在。民生用液晶デジタルテレビにおいて。
クリアパネル (くりあぱねる)
- テレビ画面の表面に光沢処理を施したパネル。光の乱反射を防ぎ、色鮮やかな映像を再現する。〈レグザ〉では「クリアLEDパネル」や「フルHDクリアパネル」などを採用。照明や外光の映りこみや映像のパネル表面での拡散を低減し、より高コントラストで鮮明な映像を映し出す。
クロストーク (くろすとーく)
- 3D映像によく見られる二重映りのこと。左眼用の映像が右眼に、右眼用の映像が左眼にそれぞれ入りこむことで映像が二重に映り、ボケて見えることをいう。
ケーブルテレビ(CATV) (けーぶるてれび)
- 通信ケーブルを各家庭まで敷き、テレビ番組を配信するシステム。インターネット接続や電話など複合的にサービスを提供している。地上デジタル放送やBS、CS放送も視聴でき、アンテナの設置も不要。
コントラスト比 (こんとらすとひ)
- テレビ画面の一番明るい部分と一番暗い部分の比率を〈900万:1〉などと表したもの。暗室で画面に黒色を表示した時の輝度を1とした場合、白色を表示すると輝度はどれくらいになるかを計測。白色が左の数値、黒色が右の数値。比率が高いほどクリアでメリハリのある映像になる。
サイド・バイ・サイド方式 (さいどばいさいどほうしき)
- 3D映像の伝送方式のひとつ。3Dは左眼用と右眼用2つの映像で構成されるため、容量が大きくなり、そのままの状態では伝送できない。そこで2つの映像の水平方向の解像度を1/2に圧縮し、2つを左右に並べて伝送する。左右分割方式ともいう。
自動画質調節 (じどうがしつちょうせい)
- テレビの視聴環境に応じて自動的に画質調整を行う機能。自然光の明るさや照明の色、映像の種類などを把握し、見ている環境に最も適した画質に調整する。〈レグザ〉では「おまかせドンピシャ高画質」などがこれにあたる。
視野角 (しやかく)
- テレビの画面を斜めから見た場合、どの角度まで正常に映像が見えるかを表す数値。コントラスト比が10:1以上で見える範囲での表記。視野角が広いほど見やすい。
双方向番組 (そうほうこうばんぐみ)
- デジタル放送の双方向機能を用いた、視聴者が参加できるテレビ番組。放送中に番組側が質問を投げかけ、視聴者がリモコン入力で回答するといった双方向でのやりとりが可能。
タイムシフト視聴 (たいむしふとしちょう)
- テレビ番組が放送されている時間帯に視聴する「リアルタイム視聴」に対し、番組をレコーダーなどにまとめて録画し自分の好きな時間に見る視聴スタイルのこと。〈レグザ〉では、地上デジタル放送最大8チャンネル分を同時に一時保管できる「タイムシフトマシン」などを、CELLレグザに搭載している。
遅延時間 (ちえんじかん)
- モニターに入力された信号が画面に表示されるまでの時間のこと。とくに液晶テレビでゲームを行う際に、コントローラーのボタンを操作してから画面が反応するまでの時間の遅れのことをいう。〈レグザ〉は、ゲーム操作の遅延時間を短縮する「ゲームダイレクト」などを搭載している。
地上デジタル放送 (ちじょうでじたるほうそう)
- 地上波でのデジタルテレビ放送のこと。地上の無線局からデジタル方式で配信される。地デジとも呼ばれる。映像や音声のデータを圧縮するので、一度に大量のデータを送ることができる。これまでのアナログ放送と比べ、より高画質・高音質な映像を受信でき、さらにデータ放送や双方向番組、EPG(電子番組表)など、さまざまな情報を提供可能。受信するには地デジ対応UHFアンテナや地上デジタルチューナーが必要となる。
チャプター (ちゃぷたー)
- 映像にあらかじめ入れられている場面ごとの区分けのこと。見たいシーンや場面を頭出しで再生できる。〈レグザ〉には、録画番組を自動でチャプター分割する「オートチャプター」や「マジックチャプター」などの機能がある。
超解像技術 (ちょうかいぞうぎじゅつ)
- 画像処理技術のひとつ。低解像度の映像を高解像度の映像に復元し再生する技術のことをいう。地上デジタル放送(HD)やSD画質のDVDの映像を、フルHDの画素数に引き伸ばして再現する際に、元の映像を高密度に復元し、高精細・高画質の映像で映し出すことができる。〈レグザ〉は、「CELLレグザエンジン超解像技術」や「超解像技術採用 -レゾリューションプラス-」など、さまざまな超解像技術を備えている。
ツィーター (つぃーたー)
- スピーカーシステムのなかで高音域を再生するスピーカーユニットのこと。〈レグザ〉の上位モデルでは、「ソフトドームツィ—ター」を採用。伸びやかな高音を再現している。
データ放送 (でーたほうそう)
- 文字や画像などのデジタルデータを配信する放送サービス。天気予報やニュース、ドラマや映画のあらすじなどの番組情報を入手できる。
内蔵ハードディスク録画 (ないぞうはーどでぃすくろくが)
- テレビ本体に内蔵されているハードディスクに録画できる機能。ビデオテープやDVDディスク、レコーダーも不要で、大容量の録画が可能。〈レグザ〉の内蔵ハードディスク録画対応モデルは、さらにUSBハードディスク録画にも対応しており、録画容量を簡単に増設できるようになっている。
関連用語: USBハードディスク録画、LANハードディスク録画
倍速駆動 (ばいそくくどう)
- 液晶テレビにおいて、動きの速い映像を映した時に生じる残像感を低減する技術のこと。通常1秒あたり60枚の静止画で構成されている映像を、補完フレームを生成することで、1秒あたり120枚から240枚の静止画で再現。スポーツ番組やゲームなど動きの速い動画やテロップなども、くっきりとなめらかに映し出す。〈レグザ〉では、「ハイスピードクリア4倍速」「Wスキャン倍速」「倍速・モーションクリア」などがこれにあたる。
ハイビジョン(HD) (はいびじょん)
- 高精細テレビ(High Definition Television/HDTV)のこと。解像度は1080iもしくは720p、アスペクト比は16:9。従来よりも解像度の高い高画質・高精細の映像が楽しめる。このほか、標準画質の規格として「SD」、ハイビジョンより上の規格に「フルハイビジョン(フルHD)」がある。
関連用語: SD、フルハイビジョン(HD)
バックライトコントロール (ばっくらいとこんとろーる)
- 液晶テレビの高画質化技術のひとつ。ディスプレイの背面に搭載されているバックライトの点滅を明るい部分と暗い部分に分割して制御することで、高コントラストな映像を映し出す。〈レグザ〉では、「LEDバックライトコントロールシステム2」を搭載し、専用LSIにて制御。200万:1のダイナミックコントラストを実現している。
ビジュアルサイズ (びじゅあるさいず)
- 液晶テレビの画面サイズのこと。画面サイズは、画面の対角線の長さをインチで表したものであるが、液晶テレビとブラウン管テレビでは画面の測り方が異なる。ブラウン管テレビがブラウン管そのものの大きさを計測するのに対し、液晶テレビの場合は映像が表示される部分で計測している。そのため液晶テレビの画面サイズには「42V型」というように「V」を付記することで、その違いを表している。
ブルーレイディスク (ぶるーれいでぃすく)
- 大容量光記録ディスクのこと。青紫色の半導体レーザーで読み取ることからブルーレイディスク(Blu-ray Disk)と呼ばれ、「BD」と表記される。解像度は1920×1080。片面一層で25GB、片面二層で50GBの容量があり、ハイビジョン映像も記録可能。
関連用語: DVD
フルハイビジョン(フルHD) (ふるはいびじょん)
- 高精細テレビ(HDTV)のうち、走査線が1080本以上のデジタルテレビ放送(1080i)を表示できるもの。解像度は1920×1080、アスペクト比は16:9。ハイビジョン(HD)よりもさらに高画質・高精細の映像を映し出す。
関連用語: SD、ハイビジョン(HD)
フレーム (ふれーむ)
- テレビにおけるデータ伝送の単位。1枚の静止画を1フレームとし、アナログ放送では1回の伝送で1フレームが完成し、デジタル放送では2回の伝送(2フィールド)で1フレームが完成する。日本のテレビ放送では、通常1秒間に約30フレーム(29.97fps)を伝送している。
ブロードバンド放送 (ぶろーどばんどほうそう)
- 高速大容量のデータ送受信が可能な光ファイバーやADSL、CATVなどの広帯域(Broadband)の回線を活用した放送サービス。パソコンのインターネット上で無料で視聴できる番組も登場し、普及が進んでいる。〈レグザ〉では、ブロードバンド放送に対応する機能を備え、パソコンを使わずにインターネットを利用し、ブロードバンド放送の番組を視聴できる。
リンク機能 (りんくきのう)
- テレビにレコーダーなどの外部接続機器を連動させ、テレビのリモコンひとつで外部接続機器まで操作できる機能のこと。〈レグザ〉では、「レグザリンク」を搭載。レグザブルーレイをはじめ、ハードディスク、パソコン、オーディオシステムなどの外部接続機器を「レグザリモコン」ひとつで簡単に操作できる。
レジューム再生 (れじゅーむさいせい)
- DVDやブルーレイディスク、ハードディスクなどに保存されたコンテンツを再生する際の機能。前回再生時に停止した位置を記憶し、次回再生時にその位置から再生を開始する。〈レグザ〉では、内蔵/USB/LANハードディスクのすべての録画で、レジューム再生に対応している。
4Kレグザ
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4K有機ELレグザ