業務用
放送・映像制作者様向け
Z810X(P)
HDR
PROFESSIONAL
MODEL
65Z810X(P), 58Z810X(P), 50Z810X(P) HDR PROFESSIONAL MODEL(生産終了)
HDR画質評価用ディスプレイは、HDRコンテンツの制作・評価のために使用する製品です。
評価用コンテンツは、下記の二種類の方法で、評価が可能です。
- HDMI®入力からのベースバンド信号入力を再生
- USBインターフェースに接続されたハードディスク内に格納されたコンテンツを、本機のメディアプレーヤー機能で再生
HDR再生のための各種パラメータの表示および、入力映像等のマニュアル設定が可能になります。
メディアプレーヤーのコンテンツコンテナは、TS(Transport Stream)
または一部のMP4フォーマットに対応しています。
Input HDMI®入力時の情報表示
画面に表示している映像信号の詳細フォーマットを、オンスクリーンディスプレイにて表示。
表示する内容は下記のとおりです。
-
信号情報(例)
コンテンツタイプ 映画 解像度 3840×2160 走査方式 プログレッシブ 垂直周波数 60Hz 色深度 36bit 色空間 BT.2020 RGB/Y色差 YUV クロマフォーマット 4:2:2 音声フォーマット AAC/ステレオ -
ハイダイナミックレンジ情報
レンジ変換特性 入力映像のEOTF(Electro-Optical Transfer Function) マスターディスプレイ * 色度点(白) マスターディスプレイの
白の色度点色度点(赤) マスターディスプレイの
赤の色度点 x[2].y[2]色度点(緑) マスターディスプレイの
緑の色度点 x[0].y[0]色度点(青) マスターディスプレイの
青の色度点 x[1].y[1]最大輝度 マスターディスプレイの
最大輝度最小輝度 マスターディスプレイの
最小輝度コンテンツのピーク輝度 コンテンツ内における輝度レベルの最大値( Maximum Content Light Level ) コンテンツの平均輝度 コンテンツ内におけるフレーム内平均輝度の最大値( Maximum Frame-average Light Level ) * SMPTE ST 2086:2014, Mastering Display Color Volume Metadata Supporting High Luminance and Wide Color Gamut Images に対応
Media Player メディアプレーヤー再生時の情報表示
画面に表示している映像信号の詳細フォーマットを、オンスクリーンディスプレイにて表示。
表示する内容は下記のとおりです。
-
信号情報(例)
解像度 3840×2160 走査方式 プログレッシブ 垂直周波数 60Hz 色深度 30bit RGB/Y色差 YUV クロマフォーマット 4:2:0 音声フォーマット AAC/ステレオ -
ハイダイナミックレンジ情報
レンジ変換特性表示 入力映像のEOTF(Electro-Optical Transfer Function) マスターディスプレイ 色度点(白) マスターディスプレイの
白の色度点色度点(赤) マスターディスプレイの
赤の色度点色度点(緑) マスターディスプレイの
緑の色度点色度点(青) マスターディスプレイの
青の色度点最大輝度 マスターディスプレイの
最大輝度最小輝度 マスターディスプレイの
最小輝度
Extension HDR設定
1.EOTF(Electro-Optical Transfer Function)モード
入力映像のEOTF(Electro-Optical Transfer Function)を自動的に判別するほかに、
マニュアルで設定することができます。
EOTF(Electro-Optical Transfer Function)モード | オート | 入力映像信号から自動的に入力映像のEOTF(Electro-Optical Transfer Function)を判別します |
---|---|---|
SDR (Standard Dynamic Range) |
入力映像のEOTF(Electro-Optical Transfer Function)をマニュアルでSDR(Standard Dynamic Range)に設定します | |
ST 2084 | 入力映像のEOTF(Electro-Optical Transfer Function)をマニュアルでST 2084*に設定します | |
HLG (Hybrid Log-ganmma) |
HLG(Hybrid Log-ganmma)ITU-R BT 2100 HLGの規約に準じた画質設定になります |
* SMPTE ST 2084:2014, High Dynamic Range Electro-Optical Transfer Function of Mastering Reference Displays
2.入力映像の色空間のマニュアル設定機能
色空間モード | オート | 入力映像信号から自動的に入力映像の色空間を判別します |
---|---|---|
BT.709 | 入力映像の色空間をマニュアルでITU-R BT.709に設定します | |
BT.2020 | 入力映像の色空間をマニュアルでITU-R BT.2020に設定します |
3.入力映像のピーク輝度(Maximum Content Light Level:MaxCLL)のマニュアル設定機能
入力映像の、コンテンツ内における輝度レベルの最大値をマニュアルで設定する機能です。
MaxCLLモード | オート | 入力映像信号から自動的に入力映像のMaxCLLを判別します |
---|---|---|
1000nit | 入力映像のMaxCLLをマニュアルで1000nitに設定します | |
4000nit | 入力映像のMaxCLLをマニュアルで4000nitに設定します | |
10000nit | 入力映像のMaxCLLをマニュアルで10000nitに設定します |
注) MaxCLLのマニュアル設定機能は、EOTFモードがST 2084の場合に動作します。
4.色温度設定
「色詳細設定」の色温度の切換にて、色温度が設定できます。
Histogram Display ヒストグラム表示
コンテンツのヒストグラム表示ができるので、
コンテンツの実際のダイナミックレンジが確認できます。
※ HDMIは、HDMI Licensing LLCの米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
※ Blu-ray Disc™(ブルーレイディスク)、Blu-ray™(ブルーレイ)はBlu-ray Disc Associationの商標です。
※ その他、このページに記載されている社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。